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カルジェルネイリスト boriko のブログ
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劔岳・龍王岳の3日目です。
3日目は立山を縦走して龍王岳のクライミングへ。
剱澤キャンプ場 → 富士ノ折立 → 大汝山 → 雄山 → 一の越山荘 → 龍王岳 → 一の越山荘 → 室堂バスターミナル
「立山」っていう山はないんですよね。この辺一体立山国立公園になっていて、立山で一番高いのは大汝山(3,015m)という山。神社があるのは雄山です。
暗い中テントを撤収して、テント装備で立山を縦走します。途中、真砂岳はショートカット。
雄山の山頂の神社が見えてきました。いつも遠くの山頂を見ては「人の足で着くはずがない」と思ってしまう。でも右足をだし、左足をだし、ゆっくりでもこれを交互に続けていれば、必ず山頂に立ち、ひとつの山を越えることが出来る。当たり前ではあるけれども、これがすごいと思う。毎回すごいと思う。
雄山についた。山頂は神社内。拝観料を払って入ります。神社でお払いをしてもらう計画だったけれど、そこへ登る石段をみたときちょっとだけめんどくさくなり(もうヘロヘロだった)、「ま、いっかな」と思ったけれど、せっかく棚橋さんのお許しが出たので行ってくることに。
雄山山頂3,003m。若干しんどい思いをしながら登ったこの神社でこのたびのピークを迎えることに!そもそもこの山行、劔岳と龍王岳のクライミングがメインイベントだったので、立山縦走はある意味オマケでしたが、歳のせいか?はわかりませんが、ここでのお払いになんとも感動してしまいました。なんというか、「神様に会いにきた」ような「神様に迎え入れられた」ような雰囲気があって、祝詞の途中に「やばい、泣きそうぅ」と思っていたら、隣の女性が泣き始めた!どうやらそう感じたのは私だけじゃなかったらしい。なんだか「全てを許します」って言われたような気がしたんですよね。もちろん誰もそんなこと言っていないし、私の罪が許されてもいないのだけど。でも、神様、ここにいました。私、感じました。
山頂からはもちろん絶景。写真撮っても撮っても飽き足りませんね。
黒部ダムも見下ろせます。
前日テント場では雨に降られましたが、3日間通して天気には恵まれました。
その後、一の越へ下り、テント泊装備をデポして、龍王岳のクライミングへ。龍王岳は2,872m。普通に登れば登り30分と地図にあります。ここを取り付きまで1時間、クライミングに1時間ぐらいかかったんだったかな?
取り付きまでのトレイルが分からず道なき道を歩かされふてくされ気味・・・トボトボ。
わたし、結構頑張ってますね〜。
あらら、龍王岳山頂の写真がなかった。休憩ナシに一気に上りヘロヘロでたどり着いた山頂。立山で涙腺がすっかり緩んだ私はここでもちょっと涙がでました。「やりきった!」
私の体力的にはちょっと盛りだくさんな計画でしたが、なんとか予定した行程をすべて無事におえて帰ってくることが出来ました。(途中結構棚橋さんの見てないところでしりもちついたりしてましたけど。)
登ってるこの3日間は修行のようにつらかったんだけど、帰ってきてこうして思い返すと楽しかったなって思うんですよね。
龍王岳はガイドさん的にはなかなかバリエーションの入門としておもしろかったようです。
今回はいろいろ初めてのことも多く、棚橋さんには多くを教えていただきました。(ちょっときびしかった・・・涙)
山行中はそう感じる余裕がなかったけれど、棚橋さんがきびしいのは、「山は基本的には危険なところ。1歩足を踏み入れたらできるだけ早く出る」という考え方があるからかと思います。私がもたもた登っている間にも、棚橋さんは雲の動きを観たり、何歩も先をみて、行程を達成しつつ、私を安全に下山させるというところを何より考えてくれていたのだと思います。それも今思えばの話でさ、登ってるときはふてくされちゃったよ、私・・・すみません。ダメ生徒じゃ。
ふぅ。棚橋さん、3日間お世話になりました!
剱岳登られたんですね。最初から読ませていただきました。
3連休は天気良かったようですね。(時々降ったようですが)
僕たち、お盆に行ったのですが、ガスガスで何も見えませんでした。
1日早く行かれたのは正解でしたね。
他のブロガーさんの記事をいくつか見ましたが
16日の混雑は凄かったようですよ。
タテバイやヨコバイの手前での渋滞は
何時間も待たされたようです。
記事を拝見していていろいろと参考になりました。
夜中にトイレに行く時はランタンを点けて置く。
なるほどなあ。
テントを置いて出かける時にしておくことというのが
気になりました。なんだろう?
クライミングって難しいですか?
僕も岩登りが好きなんですが、まだやったことがありません。
技術として覚えておいて損は無いかなと。
いや、覚えておきたいなと思うのですが。
あ、それからね。
立山のトップは大汝山3015mだったかと思いますよ。
ごめんね。
劔岳、行ってきました!何時間の渋滞ですか!それは勘弁ですねぇ。私は立ち休憩ができるのでそんなに渋滞気にならないほうだと思うのですが、何時間というのはきついですね。
ランタンですね、そもそも大して荷物も担げないのにランタンなんて贅沢とも思うのですが、純粋に使いやすいので持って行っています。しかしトイレまでの距離がわりとあったのと、足場が悪かったので、本当にランタンつけて出なければ、朝までテントに戻れなかったと思います・・・(涙)2日目は方向感覚失うほどテントの数もあり・・・皆さんどうされてるのでしょうかね?
テントをそのままで出かけるときのことというのは全然たいしたことではないのですが、今まで自分でテントを張っていたような山域ではないので、やはりある程度高度があるようなところでは、留守の間に起こりうることを全部考慮していかなきゃいけないということでしょうか。私の張り方では明らかに強風に対する対策がなかったようで、もうこれはテントを設営するときにしっかり飛ばされないような張り方が大事だったり、雨がふったりしたときのために、前室にだしてあるようなものもしまっていくこと、などです。みなさんそんなのちゃんともうやってそうですが。ザックをデポするときもレインカバーをかけていくとか。なんだかやっていうことに必死であまりいろんなところに気が配れず・・・
私はクライミングが好きというより、やはり、行きたい山を安全に歩ける技術を身につけておきたい、という感じです。しかしながら、繰り返しやっていると面白みは見えてきます。クライミングってわりと短期間で成果を出せるスポーツだそうですよ。難しいかと聞かれると、レベルによるのだと思いますが、同じゲレンデでも最初登れなくても数を重ねると登れるようになってきます。龍王岳はバリエーションとしてはかなり入門的なのだと思いますが、それでも過去数回クライミングの練習があったからこそ登れたと思うようなところが何箇所かありました。少しやってみて絶対損はないと思います。あとはパズル的な要素もあるので男性はもっと楽しめるのでは?
そうだった!大汝山は3015mだった!写真がなかったのでうっかりしました!ブログ、書き直さねば・・・ご指摘ありがとうございます。