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カルジェルネイリスト boriko のブログ
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膝がどうにもなかなかよくならず、おとなしくしています。ゆっくり過ごすのもいいのですが、山に登るようになってからは天気のいい連休に家にいるとなんだか罪悪感のような、時間を無駄にしているような、なんとももったいない気持ちを感じるようになってしまった。しかしながら、12月の雪山を控えて、無理はいけないと思いお医者さんの言うとおりおとなしくしているわりにはちっとも良くならない。雪山、大丈夫かなぁ・・・?
以前観た舞台、「銀河英雄伝説 撃墜王」のDVDが届きました。
全ての舞台やミュージカルがDVD化されるわけではないのでなかなか貴重。しかもアマゾンで購入可。主演のお方、ご自身で3曲作詞作曲して提供しています。中川晃教さんの魂の叫びを聴きたい方は是非どうぞ。
「銀河英雄伝説」って、田中芳樹さんのSF小説ですが、アニメ、漫画等が既にあり、それの舞台版なわけです。最近では宝塚でも上演しています。まぁお話としては宇宙戦艦ヤマト的な、アウタースペースでの戦いものです。それを、複数のチャプターで、メインのキャラクターを替えて舞台化しています。
これはあくまで素人意見ですが、この物語、きちんと知ればおもしろいのだろう。そしてこの手のお話、役者さんたくさん使えるし、シリーズ化できるし、もともとのファンも多いだろうし、商業的に考えれば都合がいいのかな、と、思います。でも私が知る限り、舞台やミュージカルを観劇する人口層って、ほとんどが女性で年齢層も高いんじゃないかと。この物語、一体どの層に求められて制作してるのか?どの層を対象に制作してるのか?ってとこに疑問を感じちゃうんだよな〜。演者の方たちには申し訳ないのですが・・・
観劇ってなかなか高くて作品にもよるけど1万円前後。観劇を楽しむ人は、ライブのお芝居が好きで観るタイプと、好きな役者さんを目当てに観るタイプに分かれるのではないかしら?いずれにしてもこの物語をそんなに楽しむ客層ではないような気がしてならない・・・出演者の善し悪し関係なく、もっと大人が楽しめるお話を観たいのです。私は中川さんが出ているものしか観ないけれども。
こちらは河村隆一のアニメ声がおもしろい「自由惑星同盟篇」です。
もう何年もずっと、いつか行ってみたいと思って気になっていた国立ハンセン病資料館に行ってきました。
当時、治療方法が確立されていなかったり、症状が外見を変えてしまったり、病気に対する正しい知識を持たなかったことで隔離された患者さんの辛い過去が多く語られていました。
ハンセン病の原因である‘らい菌’自体は呼気感染しますがその感染力は非常に弱いそう。当時は栄養状態や衛生状態が悪かったため、多くの患者を出したのでしょう。現在も存在する病気ではありますが、通院と投薬で後遺症を残すことなく治療が可能だそうです。
知識と呼ぶには薄すぎる情報は持っていましたが、この資料館では本当に多くのことを学ぶことができ、感じることができます。直接関わったことはないけれど、それでも反省しなくてはいけないような、人間としての何かを問われます。都心から離れているので便利な場所ではないですが、是非多くの方が訪れて、この病気で絶対隔離下におかれた患者さんの悲惨さと、正しい知識を知って欲しいと願います。
皮肉なのは、国がハンセン病問題は早期に全面解決する必要があると判断し、「らい予防違憲国家賠償請求訴訟」における原告の主張を受け入れ、新たに補償を行う法律を作るよう動き始めたのが2001年、つい最近のことですが、これに対して当時の患者さんの数は減少の一途をたどっていること。
10月6日(土)〜12月27日(木)まで2012年度秋季企画展「らい院記録 〜北條民雄が書いた絶対隔離下の療養所〜」として多くの展示物が公開されています。
「私は人を尊び、思いやる心をもっているだろうか」
パンフレットの表紙に、ご自身の心に問いかけていただきたい、と願っています。
このような差別や最近多いいじめの問題もそうですが、人間、ここにつきるなと思います。